
文法知識をリスニングに生かすための本
英語の発音や音変化に着目したリスニング教材は数あれど、リスニングを文法からとらえたテキストは初めて見ました。文法の知識はあるはずなんだけど、リスニングになると「単語拾い聞き」になってしまう、という方にはおすすめです。文法を“リスニングで”使えるようになるための教材と言って良いと思います。
やってみた感想としては、英文の意味がとりやすくなったのはもちろんですが、一番の収穫だったのが「要点を絞って聞けるようになった」ということ。たとえば、
The man who stole money from my house while I was on vacation was finally caught by police.(このテキストに収録されている文章です)
のようなリスニングで、「関係詞節中はThe manの説明だから適当に聞き流せばいいや」といったとっさの判断ができるようになりました。いままでは検定試験などで、一瞬の気の緩みも許されない・・・というかんじでリスニングしていたのですが(笑)力の抜きどころがわかってリスニングがだいぶ楽になりました。また、スピーキングでも以前より複雑なセンテンスを使えるようになった気がします。
あとおもしろいのは、リスニング教材というと「トム」だの「ミスタースミス」だのといったお決まりの名前ばかり出てくるのが定石ですが、この教材では「固有名詞聞き取りの訓練」として、出てくる名前がいちいち個性的です。「ピカードって言ってるけど何のことだろう?」と思ったらPicardさんのことだったり、地名にしても聞...